2017.05.12-Vol.0784
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■先人の知恵に学ぼう!驚くほど役に立つ「名言集」■
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★今日の名言★
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天才なんかあるものか。
僕は他人がコーヒーを飲んでいる時間に仕事をしただけだ。
<魯迅>
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◆一口豆知識◆◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇広辞苑より◇◇◇◇
空虚(くうきょ)・・・
内容のないこと。物事の内容や心の内部がからっぽで、むないしいこと。
から。
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※喫煙室(雑談コーナー)
「(脳は)12歳ごろ完成 維持は可能」
5月9日付の北海道新聞に載せられた東北大加齢医学研究所 滝靖之教授
の研究が興味深いのでご紹介したい。
脳科学の発達が人間の脳の働きを少しずつ解明しつつあるのだ。
以下、記事の一部を抜粋してご紹介したい。
脳は「後ろから前へ」と発達していくのです。具体的には、頭は後ろに
あり、物を見る機能などを持つ後頭葉から成長が始まります。次に記憶
や言語の理解、音を聞く機能などを持つ側頭葉が成長し、さらに空間認
知などに関わる頭頂葉が発達。その後にコミュニケーションや思考、創
造、記憶の制御など人間らしい高度な機能を担う前頭葉が発達する―と
いう過程を経ていきます。
脳そのものが一人前の形に完成するのは実は12歳前後。血液の流れがど
こに集まっていくのか、血液量検査をすることで分かります。脳は骨や
筋肉の成長と比べるとかなり早熟といえます。
そして残念なことに人間らしい「判断する、考える、創造する、記憶す
る」などの機能は、20代でピークを迎えます。脳は早熟な分、老化が他
器官より早く始まるというわけです。加齢に伴い脳の一部で起きる変化
は、神経細胞が小さくなる→死んでしまう→つながっているネットワー
クが切れて無くなる、という過程で進み、結果的に脳が委縮していきま
す。
<中略>
脳を科学的に解明しようという試みが進むにつれて、多くのことが明ら
かになってきました。
その一つが性差、つまり男女の違いです。女性の脳は前頭葉や側頭葉に
ある「言語野」の体積が比較的大きいので、コミュニケーション能力に
優れています。対照的に、男性の脳は空間認識や論理的思考をつかさど
る頭頂葉の体積が大きいことがわかっています。
<中略>
女性は加齢に対して強い脳を持っていることも実証されつつあります。
ただ、認知症の発症自体は女性の方が多く、このことは現代では未解明
のまま残されている謎です。
<魯迅語録>
「希望とは、もともとあるものともいえぬし、ないものともいえない。
それは地上の道のようなものである。もともと地上には道はない。
歩く人が多くなれば、それが道になるのだ。」
「沈黙しているとき私は充実を覚える。
口を開こうとすると、忽ち空虚を感ずる。」
「自己満足しない人間の多くは永遠に前進し、永遠に希望を持つ。」
「青年時代に悲観していてはいけません。徹底的に戦うのです。」
「目的はただ一つしかない。それは、前進することなのです。」
「いかなる暗黒が思想の流れをせきとめようとも、
いかなる悲惨が社会に襲いかかろうとも、
いかなる罪悪が人道をけがそうとも、
完全を求めてやまない人類の潜在力は、
それらの障害物を踏みこえて前進せずにはいられない。」
「他人の歯や眼を傷つけながら、報復に反対し、寛容を主張する、
そういう人間には絶対に近づくな。」
「むかし景気のよかったものは、復古を主張し、
いま景気のよいものは、現状維持を主張し、
まだ景気のよくないものは、革新を主張する。」
「裕福な状態から、
生活が苦しい状態へ墜ちていく人があるとすれば、
その人はその途中で大てい、
世の人の真の姿を見ることができると思う。」
「いわゆる思い出というものは、人を悦ばすこともできるが、
時にやはり人を淋しがらせるものだ。
精神の糸を過ぎ去った寂寞の日々に繋げておいたとして、
いったい何の意味があるだろう。
逆に、それらをすべて忘れ去れないことが辛いのだ。」
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魯迅
魯迅(ろじん、ルーシュン、繁体字: 魯迅; ピン音: Lu Xun; ウェード
式: Lu Hsun 1881年9月25日 – 1936年10月19日)は、中華民国の小説家
、翻訳家、思想家である。
本名は周樹人(繁体字: 周樹人; ピン音: Zhou Shuren; ウェード式:
Chou Shu-jen)で、字は豫才。
浙江省紹興市の士大夫の家系に生まれた。父は周鳳儀、母は魯瑞、弟に
文学者・日本文化研究者の周作人 (1885-1967)、生物学者の周建人(中
国語版)(1888-1984) がいる。
中国で最も早く西洋の技法を用いて小説を書いた作家である。その作品
は、中国だけでなく、広く東アジアでも愛読されている。日本でも中学
校用のすべての国語教科書に彼の作品が収録されている。<抜粋>
<中略>
[魯迅の生涯]
魯迅は生涯において、小説集3冊、雑文集17冊、散文詩集1冊、回想記1冊
を刊行したほか、『中国小説史略』をはじめとする研究書や論文、さら
に膨大な翻訳を残した。
このなかで圧倒的な量にのぼるのは雑文集である。とくに、1927年から
始まり1936年に病没するまでの上海時代は、彼は教職に就かず、フリー
の文学者・思想家・論争家として生きた。
毒舌的なレトリックを駆使した雑文を矢継ぎ早に発表し、多岐にわたる
論的に厳しい攻撃を加え続けた。古典文学者あるいは小説家として大成
する途を棄て、論争の現場に身をさらしながら、転換期を闘い抜いた。
<中略>
[魯迅と仙台]
仙台医専時代の魯迅を描いた作品に太宰治の『惜別』がある。この「惜
別」ということばは、仙台医専時代に、魯迅に個別添削を授けるなど何
かと気を配っていた恩師、藤野厳九郎が最後に魯迅に渡した写真の裏に
書いたことば。その藤野との関係は、小説『藤野先生』に以下のように
描かれている。
「私の講義、ノートが取れますか?」とかれは訊ねた。「どうにか」
「見せてごらん」 私は筆記したノートをさし出した。かれは受け取っ
て、一両日して返してくれた。そして、今後は毎週持ってきて見せるよ
うにと言った。持ち帰って開いてみて、私はびっくりした。同時にある
種の困惑と感激に襲われた。私のノートは、はじめから終りまで、全部
朱筆で添削してあり、たくさんの抜けたところを書き加えただけでなく
、文法の誤りまでことごとく訂正してあった。このことがかれの担任の
骨学、血管学、神経学の授業全部にわたってつづけられた。
-中略-
だが、なぜか私は、今でもよくかれのことを思い出す。わが師と仰ぐ人
のなかで、かれはもっとも私を感激させ、もっとも私を励ましてくれた
ひとりだ。私はよく考える。かれが私に熱烈な期待をかけ、辛抱づよく
教えてくれたこと、それは小さくいえば中国のためである。中国に新し
い医学の生れることを期待したのだ。大きくいえば学術のためである。
新しい医学が中国に伝わることを期待したのだ。私の眼から見て、また
私の心において、かれは偉大な人格である。その姓名を知る人がよし少
いにせよ。
魯迅「藤野先生」訳は竹内好『魯迅文集』第二巻、1976、p150・p154
魯迅は、1904年(明治37年)9月から1906年(明治39年)3月までの約1年
半しか仙台にいなかったが、仙台市や東北大学では、様々な面で魯迅を
通じた交流を中国と行っている。
中国人にとっては、東北大学・片平キャンパスにある(旧)仙台医専の
「階段教室」がよく知られており、1998年(平成10年)11月29日には江
沢民・中華人民共和国主席も訪問している。訪問した中国人は、魯迅が
いつも座っていたとされる同教室の中央帯、前から3番目の右端近くでの
記念撮影をしている。その他、同キャンパス内に「魯迅先生像」(1992
年10月19日設置)、仙台城三の丸の仙台市博物館敷地内に「魯迅の碑」
(1960年12月設置)と「魯迅像」(2001年設置)がある。また、「魯迅
旧居」が片平キャンパス正門近くに残されている。
2004年(平成16年)、東北大学は、魯迅の留学100周年を記念して、同大
に縁りのある中国要人に『東北大学魯迅賞』、同大大学院に在籍する優
秀な中国からの留学生に『東北大学魯迅記念奨励賞』を贈った。ただし
、諸事情により、翌年から各々『東北大学藤野先生賞』と『東北大学藤
野記念奨励賞』に名称変更された。
東北大学の創立100周年を記念して、魯迅と藤野厳九郎の胸像が仙台市内
のキャンパスに設置された。また、2011年(平成23年)7月19日、東北大
学史料館に「魯迅記念展示室」が設置され、9月28日にオープニングセレ
モニーが実施された。<後略>
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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★☆「keiko通信 from NewYork」☆★
「エアーメールの封筒が消えた!?」
アメリカにはカード店はあるのに文房具屋がありません。
手紙を書くよりカードを封筒に入れて送ることが多いのです。
ビジネス用の白い封筒で外国郵便も出しているようですが、エアーメー
ル用の封筒が見つかりません。
それぞれの国への郵便物仕分けは手作業、赤青の縁取り封筒は国際郵便
として早く処理しやすいと思うのですが・・・
年賀状などのはがき類は配達されるまでに2~3ヶ月かかる場合もありま
す。
Keiko
★ちょっと一言!
※皆さん、お元気ですか?「名言集」の宮口です。
種々雑多な本を読み漁っていた頃に読んだ魯迅の「阿Q正伝・狂人日記
」や「藤野先生」、もう40年以上も前のことです。内容もすっかり忘れ
てしまいました。
★皆さんのメールが何よりの励ましです。
出来る限り、お返事は差し上げますのでお気軽にメールして下さい。
当メルマガで掲載させていただくこともありますが、匿名希望と書いて
いただければ実名を出すことはありません。
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編集後記+++++++++++++++++++++++++++++
世の中には人間の一生をも左右してしまうような、心の底から魂を揺さぶら
れるような素晴らしい金言や格言が数多くあります。
あなたも辛い時や悲しい時、何気ない一言で勇気づけられた経験はないだろ
うか?
仕事をしながらメルマガを発行しようと決意したのは、そういう名言の数々
を一人でも多くの方々に紹介したいと思ったからです。
今までの仕事だけの人生に物足りなさを感じていたということもあります。
「生きることとは自分自身を表現することである!」と言ったのは誰だった
ろう?自分自身を表現することにより、ほんの少しでも周りの人たちを幸せ
にするお手伝いが出来れば望外の幸せです。
+++++++++++++++++++++++++++++++++
ここまでお読み頂きありがとうございます。
皆さまからのご意見・ご感想をお待ちしています。
豊かで、より良き人生を共に歩んで行くことが出来ますように!
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