先人の知恵に学ぼう!驚くほど役に立つ「名言集」

驚くほど役に立つ「名言集」では、世界の名言・金言・格言・故事・ことわざをご紹介します。

僕の前に道はない・・・ / 高村光太郎

      2015/08/14

2015.07.24-Vol.0690
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■先人の知恵に学ぼう!驚くほど役に立つ「名言集」■
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★今日の名言★
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僕の前に道はない

僕の後ろに道は出来る

ああ、父よ

僕を一人立ちさせた父よ

僕から目を離さないで守る事をせよ

常に父の気魄を僕に充たせよ

この遠い道程のため

この遠い道程のため

<高村光太郎>

高村光太郎01

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◆一口豆知識◆◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇広辞苑より◇◇◇◇

気迫・気魄(きはく)・・・

何ものにも屈せず立ち向かっていく強い精神力。気概。

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※喫煙室(雑談コーナー)

『あなたはだんだんきれいになる』
高村光太郎 「智恵子抄より」

をんなが 付属品を だんだん棄てると
どうして こんなに きれいになるのか。

年で洗われた あなたのからだは
無辺際(むへんさい)を飛ぶ 天の金属。

見えも外聞も てんで 歯のたたない
中身ばかりの 清冽な 生きものが
生きて動いて さつさつと 意慾する。

をんなが をんなを 取りもどすのは
かうした 世紀の修行によるのか。

あなたが 黙って 立ってゐると
まことに 神の造りしものだ。

時々 内心 おどろくほど
あなたは だんだん きれいになる

『道程』
「高村光太郎全集 第十九巻」 筑摩書房より

どこかに通じている大道(だいどう)を僕は歩いているのじゃない
僕の前に道はない
僕の後ろに道は出来る
道は僕のふみしだいて来た足あとだ
だから
道の最端にいつでも僕は立っている

何という曲がりくねり
迷い まよった道だろう
自堕落(じだらく)に消え 滅びかけたあの道
絶望に閉じ込められたあの道
幼い苦悩に もみつぶされたあの道

ふり返ってみると
自分の道は 戦慄(せんりつ)に値する
支離滅裂(しりめつれつ)な
また むざんなこの光景を見て
誰がこれを
生命(いのち)の道と信ずるだろう
それだのに
やっぱり これが生命(いのち)に導く道だった

そして僕は ここまで来てしまった
このさんたんたる自分の道を見て
僕は 自然の広大ないつくしみに涙を流すのだ

あのやくざに見えた道の中から
生命(いのち)の意味を はっきりと見せてくれたのは自然だ
僕をひき廻(まわ)しては 目をはじき
もう此処(ここ)と思うところで
さめよ、さめよと叫んだのは自然だ
これこそ厳格な父の愛だ

子供になり切ったありがたさを 僕はしみじみと思った
どんな時にも 自然の手を離さなかった僕は
とうとう自分をつかまえたのだ

丁度そのとき 事態は一変した
にわかに眼前にあるものは 光を放射し
空も地面も 沸く(わく)様に動き出した
そのまに
自然は微笑をのこして 僕の手から
永遠の地平線へ姿をかくした

そしてその気魄(きはく)が 宇宙に充ちみちた
驚いている僕の魂は
いきなり「歩け」という声につらぬかれた

僕は 武者ぶるいをした
僕は 子供の使命を全身に感じた
子供の使命!

僕の肩は重くなった
そして 僕はもう たよる手が無くなった
無意識に たよっていた手が無くなった
ただ この宇宙に充ちている父を信じて
自分の全身をなげうつのだ

僕は はじめ一歩も歩けない事を経験した
かなり長い間
冷たい油の汗を流しながら
一つところに立ちつくして居た

僕は 心を集めて父の胸にふれた
すると
僕の足は ひとりでに動き出した
不思議に僕は ある自憑(じひょう)の境を得た
僕は どう行こうとも思わない
どの道をとろうとも思わない

僕の前には広漠(こうばく)とした
岩疊(いわだたみ)な一面の風景がひろがっている
その間に花が咲き 水が流れている
石があり 絶壁(ぜっぺき)がある
それがみないきいきとしている
僕はただ あの不思議な自憑(じひょう)の督促のままに歩いてゆく

しかし 四方は気味の悪いほど静かだ
恐ろしい世界の果てへ 行ってしまうのかと思うときもある
寂しさは つんぼのように苦しいものだ
僕は その時また父にいのる
父はその風景の間に
わずかながら勇ましく同じ方へ歩いてゆく人間を僕に見せてくれる

同属を喜ぶ人間の性に 僕はふるえ立つ
声をあげて祝福を伝える
そして あの永遠の地平線を前にして
胸のすくほど深い呼吸をするのだ

僕の眼が開けるに従って
四方の風景は その部分を明らかに僕に示す
生育のいい草の陰に
小さい人間のうじゃうじゃ はいまわって居るのもみえる
彼等も僕も
大きな人類というものの一部分だ

しかし人類は 無駄なものを棄て腐らしても惜しまない
人間は 鮭の卵だ
千萬人の中で百人も残れば
人類は永遠に絶えやしない
棄て腐らすのを見越して
自然は人類のため 人間を沢山つくるのだ

腐るものは腐れ
自然に背いたものは みな腐る
僕はいまのところ 彼等にかまっていられない
もっと この風景に養われ 育まれて
自分を自分らしく 伸ばさねばならぬ
子供は 父のいつくしみに報いた気を 燃やしているのだ

ああ
人類の道程は遠い
そしてその大道はない
自然の子供等が 全身の力で拓いて行かねばならないのだ
歩け、歩け
どんなものが出てきても 乗り越して歩け
この光り輝やく風景の中に 踏み込んでゆけ

僕の前に道はない
僕の後ろに道は出来る
ああ、父よ
僕を一人立ちさせた父よ
僕から目を離さないで守る事をせよ
常に父の気魄を僕に充たせよ
この遠い道程のため

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高村光太郎

高村 光太郎(たかむら こうたろう、1883年(明治16年)3月13日 –
1956年(昭和31年)4月2日)は、日本の詩人・彫刻家。東京府東京市
下谷区下谷西町三番地(現在の東京都台東区東上野一丁目)出身。本
名は光太郎と書いて「みつたろう」と読む。

日本を代表する彫刻家であり、画家でもあったが、今日にあって『道
程』、『智恵子抄』等の詩集が著名で、教科書にも多く作品が掲載さ
れており、日本文学史上、近現代を代表する詩人として位置づけられ
る。著作には評論や随筆、短歌もある。能書家としても知られる。弟
は鋳金家の高村豊周。甥は写真家の高村規で、父である高村光雲等の
作品鑑定も多くしている。

[生涯]

1883年(明治16年)に彫刻家の高村光雲の長男として生まれ、練塀小
学校(現在の台東区立平成小学校)に入学。1896年(明治29年)3月、
下谷高等小学校卒業。同年4月、共立美術学館予備科に学期の途中から
入学し、翌年8月、共立美術学館予備科卒業。

1897年(明治30年)9月、東京美術学校(現在の東京芸術大学美術学部
)彫刻科に入学。文学にも関心を寄せ、在学中に与謝野鉄幹の新詩社
の同人となり『明星』に寄稿。1902年(明治35年)に彫刻科を卒業し
、研究科に進むが、1905年(明治38年)に西洋画科に移った。1906年
(明治39年)より留学に出て、ニューヨークに1年間、その後ロンドン
に1年間、パリに9ヶ月滞在し、1909年(明治42年)に帰国。旧態依然
とした日本の美術界に不満を持ち、ことごとに父に反抗し、東京美術
学校の教職も断った。パンの会に参加し、『スバル』などに美術批評
を寄せた。「緑色の太陽」(1910年)は芸術の自由を宣言した評論で
ある。

1912年(明治45年)、駒込にアトリエを建てた。この年、岸田劉生ら
と結成した第一回ヒュウザン会展に油絵を出品。1914年(大正3年)に
詩集『道程』を出版。同年、長沼智恵子と結婚。1916年(大正5年)、
塑像「今井邦子像」制作(未完成)。この頃ブロンズ塑像「裸婦裸像
」制作。1918年(大正7年)、ブロンズ塑像「手」制作。1926年(大正
15年)、木彫「鯰(なまず)」制作。1929年(昭和4年)に智恵子の実
家が破産、この頃から智恵子の健康状態が悪くなり、のちに統合失調
症を発病した。1938年(昭和13年)に智恵子と死別し、その後、1941
年(昭和16年)に詩集『智恵子抄』を出版した。

智恵子の死後、真珠湾攻撃を賞賛し「この日世界の歴史あらたまる。
アングロサクソンの主権、この日東亜の陸と海とに否定さる」と記し
た「記憶せよ、十二月八日」など、戦意高揚のための戦争協力詩を多
く発表した。歩くうた等の歌謡曲の作詞も行った。1942年(昭和17年
)4月に詩「道程」で第1回帝国芸術院賞受賞。1945年(昭和20年)4月
の空襲によりアトリエとともに多くの彫刻やデッサンが焼失。同年5月
、岩手県花巻町(現在の花巻市)の宮沢清六方に疎開(宮沢清六は宮
沢賢治の弟で、その家は賢治の実家であった)。しかし、同年8月には
宮沢家も空襲で被災し、辛うじて助かる。終戦後の同年10月、花巻郊
外の稗貫郡太田村山口(現在は花巻市)に粗末な小屋を建てて移り住
み、ここで7年間独居自炊の生活を送る。これは戦争中に多くの戦争協
力詩を作ったことへの自省の念から出た行動であった。この小屋は現
在も「高村山荘」として保存公開され、近隣には「高村記念館」が
ある。

1950年(昭和25年)、戦後に書かれた詩を収録した詩集『典型』を出
版。翌年に第2回読売文学賞を受賞。1952年(昭和27年)、青森県より
十和田湖畔に建立する記念碑の作成を委嘱され、これを機に小屋を出
て東京都中野区桃園町(現・東京都中野区中野三丁目)のアトリエに
転居し、記念碑の塑像(裸婦像)を制作。この像は「乙女の像」とし
て翌年完成した。

1956年(昭和31年)4月2日3時40分、自宅アトリエにて肺結核のために
死去した。73歳没。この高村の命日(4月2日)は連翹忌と呼ばれている。

著名な芸術家・詩人であるとともに、美や技巧を求める以上に、人間
の「道」を最期まで探求した人格として、高村を支持する人は多い。

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

高村光太郎の本
自己啓発書のベストセラー

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★☆「keiko通信 from NewYork」☆★

「お土産」

皆さま、夏休みの旅行計画はお決まりでしょうか。

海外旅行、温泉旅行など日本の方々はその土地の名産品、お菓子など
をお土産に買うことが一般的ですね。(全ての方ではありません)

アメリカでは、ロサンゼルスに行けば名前の入ったもの、ハワイ、フ
ロリダオーシャンリーフ、カナダそれぞれ地名の入ったT-シャツがお
土産の定番となっています。

シャツはかなり生地が厚く、重くて夏は暑いのですが、アメリカ人は
ドレスシャツよりもT-シャツを好んで着るのは洗濯後乾燥機に入れし
わができないなどの利点からでしょうか。

Keiko

★ちょっと一言!

※昨日、午前2:20分に妻の御母さんが亡くなりました。
1ヵ月間の入院加療で体力が弱っているところに間質性肺炎を患い、妻
の2週間に渡る泊まり込みの介護も空しく数え86歳の生涯を終えること
になりました。心からのご冥福をお祈り致します。

ほとんで寝ていなかったのですが、昨夜はTBS「報道特集」のニュース
キャスター金平茂紀氏に依頼してあった旭川の青年大学で講演会があ
りました。

「世界の中心で、旭川!と叫んでみる」というタイトルで素晴らしい
講演でした。講演後、慰労会の後で午前1時過ぎまで旧交を温まること
が出来ました。

先ほど、電話をすると旭川空港へ向かう途中だということです。今日
の夕方から村山富市前首相のインタビューをするそうです。ハードス
ケジュールの中、快く講演を引き受けてくれた金平氏に感謝!
明日の「報道特集」、源太も楽しみにしてます。

源太は我が家の愛犬です。

★皆さんのメールが何よりの励ましです。
出来る限り、お返事は差し上げますのでお気軽にメールして下さい。
当メルマガで掲載させていただくこともありますが、匿名希望と書いて
いただければ実名を出すことはありません。

まずは自分自身を信じ、愛することから始めよう!

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編集後記+++++++++++++++++++++++++++++

世の中には人間の一生をも左右してしまうような、心の底から魂を揺さぶら
れるような素晴らしい金言や格言が数多くあります。
あなたも辛い時や悲しい時、何気ない一言で勇気づけられた経験はないだろ
うか?

仕事をしながらメルマガを発行しようと決意したのは、そういう名言の数々
を一人でも多くの方々に紹介したいと思ったからです。
今までの仕事だけの人生に物足りなさを感じていたということもあります。

「生きることとは自分自身を表現することである!」と言ったのは誰だった
ろう?自分自身を表現することにより、ほんの少しでも周りの人たちを幸せ
にするお手伝いが出来れば望外の幸せです。

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ここまでお読み頂きありがとうございます。
皆さまからのご意見・ご感想をお待ちしています。

豊かで、より良き人生を共に歩んで行くことが出来ますように!

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