先人の知恵に学ぼう!驚くほど役に立つ「名言集」

驚くほど役に立つ「名言集」では、世界の名言・金言・格言・故事・ことわざをご紹介します。

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私は父を早く亡くし、母の手で育った・・・ / 林えいだい

      2017/10/20

2017.09.08-Vol.0801
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■先人の知恵に学ぼう!驚くほど役に立つ「名言集」■
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★今日の名言★
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 私は父を早く亡くし、母の手で育った。

  母は何も言いませんでした。

 むしろ後ろめたい気持ちでいた私に

 「気にするな。大学をやめるとは思い切ったことをする。

  じゃが、これからが苦しいぞ。

  それにへこたれんかったら、どんな生き方をしても構わん。

  ブレてはいかん」

 といって、イワシと酒を出してくれたのです。

  二人で飲みました。母も酒が強かった。

              <林えいだい>

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◆一口豆知識◆◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇広辞苑より◇◇◇◇

朝鮮人強制連行(ちょうせんじんきょうせいれんこう)・・・

日中戦争・太平洋戦争期に100万人を超える朝鮮人を内地・樺太(サハリ
ン)・沖縄・東南アジアなどに強制的に連行し、労務者や軍夫などとし
て強制就労させたこと。女性の一部は日本軍の慰安婦とされた。

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※喫煙室(雑談コーナー)

今月1日午後2時40分、肺癌のため福岡県の病院で死去した林えいだい氏
は、生涯を通して「反骨の人」であった。

筑豊地方の炭鉱で生じた公害問題(足尾鉱毒事件)や第2次世界大戦中に
朝鮮半島から連行された外国人捕虜に対する強制労働問題など、関係者
の証言をもとに徹底取材し自らの足で実態に迫る記録作家として執筆し
た。

83歳だったという。

代表作に「清算されない昭和―朝鮮人強制連行の記録」、自伝「筑豊は
わが原点」など著書多数。

以下、中日新聞に掲載された五味洋治氏のインタビューを転載させてい
ただく。

その人となり、思想遍歴が良く分かるインタビューだと思うのだ。

「林えいだい 記録作家」   2017年1月20日 中日新聞紙面より

◆闇に葬られては無念やろと思う

 炭鉱で知られた福岡県・筑豊を拠点に活動する記録作家の林えいだい
さん(83)が、昨年秋五十七冊目となる本を出版した。これまでも公害
や炭鉱労働の実態、特攻隊員、朝鮮人強制労働など、歴史に巻き込まれ
、犠牲となった人びとの証言や写真を丹念に集め、本にまとめてきた。
林さんを歴史の記録に駆り立てる原点は、どこにあるのだろう。福岡の
自宅を訪ねた。

 -五十七冊目のテーマは特攻でしたね。

 太平洋戦争の末期、福岡県の大刀洗(たちあらい)北飛行場で、出撃
間近の重爆特攻機が炎上した。放火犯として逮捕された山本辰雄伍長は
、創氏改名で日本名を名乗っていた朝鮮人でした。なんとか彼の無念を
晴らしたいと当時を知る人に話を聞いて回りました。まだ不明な部分は
ありますが、冤罪(えんざい)だと確信しています。

 -燃えた特攻機は「さくら弾機」という機種です。

 約三トンの大型弾を搭載し、重すぎてしばしば事故を起こしていた。
終戦末期に、日本軍はこんなむちゃなことをしたのです。

 -林さんのテーマは、公害、炭鉱、朝鮮人強制連行、さらに台湾にま
で及ぶ。

 最初は公害です。大学を中退して故郷に帰り、北九州市役所の職員に
なった。外で遊ぶ子供たちの顔が煤煙(ばいえん)で真っ黒になるほど
だった。それを写真に撮り「これが公害だ」というタイトルで出版した
のです。

 -その時の韓国人との出会いが、林さんを記録作家にしたのですね。

 そうです。バラックが並ぶ貧しい地域で、話を聞いていたら「あんた
、学問やっちょるじゃろ、俺たちのことを記録して、残してくれ」と頼
まれた。思い切って役所を辞め、記録作家を目指しました。

 -家族の反応は。

 妻は「あんたはひどい人よ。何年連れ添うたと思うね。子供が二人い
るのに、生活どうするの」と顔色を変えて怒った。私は、退職金の半分
を手に、リュックに鍋と下着類を入れ、寝袋も持って、足尾銅山(栃木
県)に向かいました。

 -なぜ足尾に。

 公害の原点は、明治時代の足尾鉱毒事件だと感じていたからです。大
学四年生の時、鉱毒被害を記録した荒畑寒村の『谷中村滅亡史』を読ん
で感動しました。荒畑は、栃木県選出の代議士、田中正造に頼まれ書い
たのです。村人たちは北海道に強制移住させられ、村は政府によって滅
亡させられた。公害被害者たちは政府に請願するため、東京までの約八
十数キロの道を歩きました。自分でも歩いてみた。最後はまめがつぶれ
、指先の感覚がなくなった。この本に衝撃を受け、故郷、筑豊の炭鉱で
働きながら自分の生き方をもう一度探そうと思って、四年生の時大学を
中退したのです。

 -両親は驚いたでしょう。

 私は父を早く亡くし、母の手で育った。母は何も言いませんでした。
むしろ後ろめたい気持ちでいた私に「気にするな。大学をやめるとは思
い切ったことをする。じゃが、これからが苦しいぞ。それにへこたれん
かったら、どんな生き方をしても構わん。ブレてはいかん」といって、
イワシと酒を出してくれたのです。二人で飲みました。母も酒が強かっ
た。

 -お父さんの死が、林さんの原動力ですね。

 父は古い神社の神主でした。戦前、筑豊地区にあった約二百五十の炭
鉱には朝鮮半島から連行されてきた人が大勢いて、脱走した人たちが神
社の床下に身を隠すことがあった。多いときには二十人以上。私の両親
は彼らをかくまい、傷を治して送り出した。父はシベリア出兵に兵士と
して加わり、そこで朝鮮人に命を助けてもらったそうです。そのお礼だ
ったのでしょう。

 -かくまったことが、警察に知られたと聞きました。

 脱走者は警察に通報することになっていたのですが、父は従わなかっ
た。突然オートバイに乗った巡査が現れ、父を連行していきました。一
週間後に帰ってきた父はすっかり衰弱し、両手の指先が腫れ上がってい
ました。拷問されたのです。一カ月後、一緒に寝ていた父に声をかけて
も反応がない。心臓まひで冷たくなっていた。私は「国賊」「非国民」
の子でした。戦争や、異国の地で犠牲になった人たちにこだわる理由で
す。いろいろなことを明らかにしないまま死んだ人たちは無念やろと思
うんです。そう考えるとじっとしてられない。性分なんでしょうね。日
本は今、戦争国家に向かおうとしている気がする。気がついた時には体
制にはめ込まれ、ものが言えなくなり、身動きができなくなる。とても
怖い。

 -記録作家としての生活を教えてください。

 現地に住み込んで取材します。本が出ても、印税は取材費に使ってし
まいますから、生活は楽ではなかった。ある時、税務署に収入を申告し
たら「林さん、これは年収ではなく、月収でしょう」と真顔で聞かれま
した。妻が教員をしていたからやれた面もあります。食事に困り、水を
飲んでしのいだこともありました。

 -新聞社の契約記者になったこともあったとか。

 新聞社の依頼で、ある炭鉱の閉山に長期間密着しました。経済的には
余裕ができましたが、友人から「おまえの文章は最近おかしい」と批判
された。身銭を切らんとダメですね。甘えが出る。

 -愛用のカメラ(ライカ)を質に入れて、費用を工面したとか。

 質屋に行って、「おばちゃん、韓国に行く仕事があるんで、できるだ
け高く貸して」と頼んだら、私のことをどこかで知ったのでしょう。「
あんたはいい仕事しちょるけ、カメラは持って行け。商売道具やけ。元
金と金利だけ返してくれればいい」と言われたこともあります。

 -長崎の軍艦島(世界遺産に登録された端島(はしま)炭鉱の別名)
についても、いち早く調べています。

 長崎から船に乗っていた時、沖合に不思議なものが見えたことがきっ
かけでした。偶然です。船のような、島のようなものでした。調べてみ
ると炭鉱があり、強制連行の問題もあった。これは行ってみなくちゃな
らん、と。

 -取材相手に話してもらえないこともありますか。

 もちろんです。たとえば、朝鮮人を使っていた炭鉱労務関係者はなか
なか口を開いてはくれません。「あなたは自分の親やきょうだいのこと
を、みんなの前で簡単に話すのか」と怒られる。でも、何回断られても
「話してくれや」と頼む。そのうち心変わりして話してくれる人もいま
す。ある人は、最初に申し込んでから八年後に電話をかけてきて、話し
てくれました。時間をかけて、話を聞きます。一人あたり二百時間、長
いときには五百時間。テープに録音してポイントをカードに書いておき
ます。

 -今、取り組んでいるテーマはなんですか。

 瀬戸内海にある大久野島(広島県)です。戦争中、毒ガスが製造され
ていた島です。当時のことを知っている人にも話を聞き、写真もそろっ
ています。毒ガスの作業場ではカナリアを飼っていた。空気が毒ガスで
汚染されるとまずカナリアが先に死ぬからです。本のタイトルにも「カ
ナリア」を使うつもりです。

◆あなたに伝えたい

 私は「国賊」「非国民」の子でした。戦争や、異国の地で犠牲になっ
た人たちにこだわる理由です。

 <はやし・えいだい> 1933年生まれ。実家は奈良時代から続く神社
。早稲田大中退後、故郷の福岡県に戻り、炭鉱労働を経て、北九州市教
育委員会の社会教育主事に。30代で退職後、フリーの記録作家となり、
歴史に翻弄(ほんろう)された人たちへの取材、執筆を続ける。その功
績から平和・協同ジャーナリスト基金賞(2007年)などの賞を受けた。
林さんの日常生活を追ったドキュメンタリー映画「抗い 記録作家 林
えいだい」が2月から順次全国で公開される。気管支リンパ節にがんが
見つかり、胃などに転移。抗がん剤を使いながら昨年秋に出版した「実
録証言 大刀洗さくら弾機事件」(新評論)は「ほとんど病院のベッド
で書いた」(林さん)という。<抜粋>

※出典 : http://tinyurl.com/y8j426og

         ☆—————————————-☆

林えいだい

林 えいだい(はやし えいだい、本名・林 栄代〔しげのり〕、1933年12
月4日 – 2017年9月1日)は、日本の記録作家。アリラン文庫主宰。

[経歴]

福岡県田川郡採銅所村(現・香春町)生まれ。神主だった実父は、脱走
してきた朝鮮人炭鉱労働者を匿い、特高警察に検挙され、拷問の後間も
なく死去した。林は2017年の新聞記事で「私を奮い立たせるものは何か
。元をたどればそこに行き着く」と述べている。

早稲田大学文学部在学中に荒畑寒村の「谷中村滅亡史」を読み社会主義
運動に傾倒する。大学を中退し故郷に帰る。北九州市教育委員会などに
勤めた後にフリーライターとなった。独立したのは37歳の時である。

日本統治時代の朝鮮人徴用とカネミ油症に関する報告が多い。また、陸
軍特別攻撃隊の設置した振武寮についても関係者の聞き取りなどをおこ
なった。太平洋戦争中インドネシアにいたオランダ人女性アニー・ハウ
ツヴァールトが、日本軍の捕虜になった父親が日本に連行され、北九州
の炭鉱で強制労働を強いられ、そこで受けた傷がもとで客死されたのを
悲しみ、怒り、日本人を長年憎み続けてきたのが、結婚40年を迎えて日
本人を許す気になった、という話を聞いて、わざわざオランダまで彼女
に会って取材し、それを基にした本が2000年に「インドネシアの記憶、
オランダ人強制収容所」として出版された。

「徹底した聞き取り調査で、公害や日本統治時代の朝鮮人徴用など『影
』の部分を明らかにしてきた」記録作家として、『朝日新聞』夕刊連載
の「ジャーナリズム列伝」61~80回(2011年6月29日~2011年7月29日)
にその仕事が紹介された。

2017年2月、林を題材とした記録映画『抗い 記録作家 林えいだい』が
公開された。

2017年現在は、振武寮への収容後に満州に移動してシベリア抑留を経験
した元特攻隊員についての著作を執筆中と報じられた。

2017年9月1日、肺がんのため、福岡県内の病院で死去。<抜粋>

        フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

林えいだいの本
自己啓発書のベストセラー

         ☆—————————————-☆

★☆「keiko通信 from NewYork」☆★

「ハービー」

テキサス州は巨大ハリケーン「ハービー」に見舞われ死者も出る最大の
被害になりました。

訪れたトランプ大統領の奥様のファッション(ハイヒール)も話題にな
りましたね!

デパートに足を運ぶと秋色に!カシミヤセーターも並んでいました。

「ハリケーンへの寄付をお願いします」

合計金額の下二桁に寄付金を足して1ドルになるという少額のドネーシ
ョンですが寄付金を募る良い方法だと感じました。

                 Keiko

メッセージ:

◆宮口さま
メールマガジン発行800回おめでとうございます。
お書きになる長文は大変な時間だとお察しいたしますが、どうぞこれ
からも有名無名にかかわらず引き続き名言を教えていただけることを
願っています。

※ニューヨークのKeikoさんからお祝いメッセージを頂きました。
Keikoさん、ありがとうございます♪そしていつも楽しいメールをあり
がとうございます。
他には誰からも来てません^^;無視されてます(涙)

★ちょっと一言!

※皆さん、お元気ですか?「名言集」の宮口です。

整形で診てもらいました。腰に入っているチタンボルト4本も異常は
なく一安心?今は痛み止めを飲みながらテニスを・・・
(内緒です♪)

★皆さんのメールが何よりの励ましです。
出来る限り、お返事は差し上げますのでお気軽にメールして下さい。
当メルマガで掲載させていただくこともありますが、匿名希望と書いて
いただければ実名を出すことはありません。

まずは自分自身を信じ、愛することから始めよう!

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編集後記+++++++++++++++++++++++++++++

世の中には人間の一生をも左右してしまうような、心の底から魂を揺さぶら
れるような素晴らしい金言や格言が数多くあります。
あなたも辛い時や悲しい時、何気ない一言で勇気づけられた経験はないだろ
うか?

仕事をしながらメルマガを発行しようと決意したのは、そういう名言の数々
を一人でも多くの方々に紹介したいと思ったからです。
今までの仕事だけの人生に物足りなさを感じていたということもあります。

「生きることとは自分自身を表現することである!」と言ったのは誰だった
ろう?自分自身を表現することにより、ほんの少しでも周りの人たちを幸せ
にするお手伝いが出来れば望外の幸せです。

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ここまでお読み頂きありがとうございます。
皆さまからのご意見・ご感想をお待ちしています。

豊かで、より良き人生を共に歩んで行くことが出来ますように!

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